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インドネシアの大型地熱発電所向けに温水ポンプを受注

富士電機株式会社からインドネシアのムアララボ2号地熱発電所向け温水ポンプを受注[2025年7月受注]

 ムアララボ地熱発電所は、インドネシアの民間発電事業者であるPT. Supreme Energy Muara Labohが運営する発電所で、西スマトラ州南ソロック県に位置しています。2号機(80MW)は、2019年12月に商用運転を開始した1号機(85MW)に隣接して増設されるもので、完成後は総発電容量約170MWの大型地熱発電所となる予定です。
 インドネシアには約130の活火山が存在し、世界第2位の地熱エネルギー資源を有しています。現在の地熱発電容量は約2,400MWで世界第3位ですが、2030年までに5,800MWまで増設し、世界首位をめざす方針が掲げられています。
 本発電所では、地下マグマから取り出した200℃以上の蒸気でタービンを回転させ、直結された発電機により発電します。地熱発電はCO2排出量が極めて少ない再生可能エネルギーとして注目されており、持続可能なエネルギー供給に貢献する発電方式です。この地熱発電を構成する主要機器の一つである温水ポンプ(Hot Well Pump)は、タービンを通過した地熱蒸気が復水器で凝縮された後の温水を、復水器から冷却塔へ循環させる役割を担っています。厳しい吸込条件に対応するため、バレル(吸込ピット)一体の立型構造および低NPSHインペラを採用しています。また、地熱蒸気は腐食性が高いことから、接液部には高い耐久性を有する特殊ステンレス鋼を使用しています。
 トリシマの地熱発電所向け温水ポンプは、これまで日本国内をはじめ、インドネシア、トルコ、フィリピン、メキシコ、ケニア、ニュージーランドなど、世界30ヶ所以上の発電所に納入し、いずれも順調に稼働しています。こうした豊富な実績、製品品質、そして充実したアフターサービス体制が高く評価され、今回の受注につながりました。
 本プロジェクトは、地熱蒸気タービンや発電機といった主要機器を富士電機株式会社が製造し、融資機関や井戸掘削に関わる技術支援も日本企業が担っています。まさに、日本の技術力・事業遂行力・資金力が結集したプロジェクトといえます。
 トリシマは、今後も日本政府が推進する「質の高いインフラパートナーシップ」を通じ、アジア諸国との信頼関係をより一層強化するとともに、ポンプ技術を通じて持続可能なエネルギー社会の実現に貢献していきます。

一般的な地熱発電方式フロー図

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